このレビューはネタバレを含みます
めっちゃよかったなぁ。
ケンボウ(綾野剛)の19歳、25歳、39歳の3つの時代を描くストーリー。行くところがなかったケンボウが柴咲さん(舘ひろし)に拾ってもらって、どんどん逞しいヤクザになっていく姿が印象的。大原(役名)が加藤組に撃たれちゃって仇を取って14年間牢獄生活。出所したら何もかもが変わってて。組長の変わりようが一番つらかっただろうなと思う。シャブはやらないと言ってたのに、14年の間にいろんなことが変わって、みんな組を辞めちゃってそれをやらなきゃ食べていけなくなっちゃって。普通の生活を送ることの難しさ、愛する人と簡単に一緒にいられないもどかしさ、なんて切ないんだろう。。
翼(磯村)が親父を殺した犯人見つけたってケンボウに言った時、ケンボウはもうすでに翼が仇を取りに行こうとしてることも、翼ではなく自分が仇を取りにいくことも決めていたんじゃないのかな。守るものも無くなってしまっていたし。
エンドロールも最高だった、切なくて、とても。キングヌーのエンディングもよかったな。ぴったりだった。
