マンネン

ヤクザと家族 The Familyのマンネンのレビュー・感想・評価

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)
3.5
本当の家族と疑似家族としてのヤクザ社会を対比させながら、引退しても尚疑似家族が家族を破壊していく過程を描いた最後まで救いの無い反反社キャンペーン作品と言えるだろう。
2005年から2019年まで殺人罪で刑務所に入っているが、14年後に出所したところで画面の縦横比がシネマサイズからテレビサイズに切り替わる趣向は何を表現したかったのか。普通に考えると逆の方が良さそうだが、う~~む、どこかに答えがあるのだろうか。。。

途中まではストーリーが予想通りに運ぶが、予想外だったのは警察とヤクザの癒着がどの程度のものかという点のみ。綾野剛の演技力は見どころがあったが、親分役の舘ひろしにはどうしても「危ない刑事」「泣かないで」の印象が強くてどうもしっくりこなかった。

良い映画だとは思うが、感想として何が残ったかというと。。。