今年公開の映画がもう配信されてるNetflixってすごいね。
ヤクザが出てくる映画って好きになる確率が高いんだけど、この映画もちゃんと好きになった。
映画のヤクザは映画のジャイアンくらい美化されてるのかもしれないけど、義理とか人情とか仁義なんかを重んじる姿を観ていると憧れにも似た感情が湧くのだ。
ただ、この映画ではそういったモノを重んじているヤクザは凋落していく運命で、それが切なくてエモいのだ。
1999年→2005年→2019年と約20年間の群像劇を描くこの映画。
キャストが変わる役はスタートが赤ちゃんだった木村翼役のみで、あとの役はみんな同じキャストが演じていたけど…
さすがに尾野真知子が女子大生なのは無理があったかな…たとえ老け顔設定なのだとしても。笑
ちなみに公務員はあんなに簡単にクビにはならないしできないはずだ。
綾野剛も良かったけど、この映画で一番魅力的だったのは舘ひろし。
全身からダンディズムが溢れ出てた…
あ、豊原功補も良かったな。
藤木道人監督の映画は『新聞記者』しか観たことがなかったけど、オリジナルで好き勝手やってるほうが良いタイプの監督なんだと思う。
多分『新聞記者』は忖度必至の原作モノで窮屈だったんだろうな…
これからもこの映画みたいに面白い映画を作ってほしい。
【2021.05.30.鑑賞】
【2021.06.02.レビュー編集】
【2022.09.01.スコア訂正5.0→4.5】
