ゴン吉

太陽がいっぱいのゴン吉のレビュー・感想・評価

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)
4.0
貧しい青年が富豪の御曹司になりすまして財産を手に入れようとするサスペンススリラー作品。

原作はパトリシア・ハイスミスの小説で、監督はルネ・クレマン。
アラン・ドロンが主演、マリー・ラフォレがヒロインを演じ、モーリス・ロネらが共演。
1999年にはマット・デイモンが主演で「リプリー」としてリメイクされている。

貧しいアメリカ人の青年トム・リプレー(アラン・ドロン)は、富豪から、イタリアで遊んでいる彼の道楽息子フィリップ(モーリス・ロネ)をアメリカに連れ戻すよう頼まれ、ナポリにやってきた。
他人のサインを真似るのが得意なトムは、フィリップに成りすまして彼の財産を手に入れようとする…

アラン・ドロンを一躍スターに押し上げた作品で、ニーノ・ロータの美しくも哀愁が漂う音楽も有名です♪
作品冒頭の「サインを真似するのがうまいんだ」が全体の伏線となっている。
アラン・ドロンの演じるトムは、あまりにも悪質でムカムカするし、トムの犠牲になった人たちが可哀そう。 
ラストシーンの嬉しそうなアラン・ドロンの表情が印象的です。
「リプレーさん 電話ですよ」

2023.1 NHK BSP で鑑賞(字幕・横井和子)
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