ちぇるごまる

トッツィーのちぇるごまるのレビュー・感想・評価

トッツィー(1982年製作の映画)
3.6
久々に再見。
ダスティ・ホフマン主演の女装男優が繰り広げるコメディ作品。
演技に対するこだわりが強過ぎて周囲との軋轢が絶えず業界から干された演技派俳優が、舞台演出家の友人と約束した新作公演のための資金を稼ぐべく、再起を図り女装して人気昼メロの脇役オーディションを受ける。
見事合格し、歯に絹着せぬ役にピッタリな女優として活躍するうち大人気に。
役者としては嬉しいし楽しいが、このままじゃ変な男たちに好かれ、好きな女性には誤解されまともに恋愛も出来やしない。このまま女優で生きていくには限界がある…
さて、どうする?どうなる?

40年ほど前、今より女性への差別や自立批判があった時代に自分の意見をハッキリ言う女性は同性からの支持が得られ憧れの存在だった。
当時、男優がしかも普通にきれいに女装した人気俳優のダスティ・ホフマンが演じたのも今作品の好評価に繋がったのかもしれない。
それにしても、オープニングでダスティがメイクをしている指先の深爪過ぎる二枚爪を見て、もしかして彼は爪を噛む癖があるのかしら?と思ったのは、私だけだろうか。
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