あんず

キングダム2 遥かなる大地へのあんずのレビュー・感想・評価

4.3
舞台挨拶中継の大沢たかおが観たくて、悪天候の中、クタクタの体で参戦。行って良かった。凛とした佇まいでコメントも素敵で、1人異色のオーラを放っていた(ファンの贔屓目?)。監督をはじめ皆さんおっしゃっていたが、コロナがあって完成しないかも、公開されないかもという不安の中、どうにか初日を迎えられて良かったと。そこには想像がつかないような苦労が沢山あったんだろうなと思うと、観る前から胸が熱くなった。

大沢たかおが日本映画もここまで来たかというスケール、迫力と言っていたけれど、本当にそう。『レッドクリフ』とかハリウッドにも負けない迫力の戦闘シーンだった。山﨑賢人と清野菜名の身体能力の高さにも驚き。

大沢王騎将軍は1に引き続き、ものすごい迫力とやはり異色のオーラで出番は多くないものの、インパクトは大きかった。本能の勘で動く豊川悦司演じるひょう公と並び話すシーンは、この2人を同じ画面で観られるなんて、と嬉しい気持ちに。

しかし、今回、私が最も目を引かれ、胸を熱くしたのは渋川春彦演じる縛虎申。最初は嫌な奴と思ったのに、どんどん好きになった。色々な映画やドラマで彼を見ると癖があるけどなんか憎めないというか、気になる役柄が多い。それだけ演技力があるってことかな。

元気や勇気を与えたいという監督や演者の想いの通り、『トップガン マーヴェリック』を観た時のような興奮と感動と生きる活力を貰えた。

2022.3.18 WOWOWリアタイで再鑑賞
やはりこの映画はスクリーンで観なきゃ迫力が伝わらないな。清野菜名のリズムのシーンとアクションはやっぱりスゴい。Ⅲは大沢たかおの出番が増えそうなので楽しみ。
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