このレビューはネタバレを含みます
2023-103本目
実写化の悪いところがたくさん出てましたねぇ。残念でした。
脚本が原作者だけになったのですね。それが一番良くなかったのではないでしょうか?なんか、好きなシーンのつぎはぎになってたように思いました。
キャラクター一人ひとり原作漫画ではたっぷり時間をかけて魅力的に描いてるのですが、2時間弱の制限の中では細部を表現できないので、たくさん出てきたけれど、誰も魅力的に写らなかったです。
そして、何より残念なのは芯のなさ。
この戦いの見どころを、歩兵のシンたちにして、丘の奪還が戦況をひっくり返す、にするのなら、歩兵たちの戦いをもっと悲壮感漂う、緊張感のあるものにしなければいけない。さらに、奪還の肝の渋川清彦をもっともっと描かなくてはいけないし、、、。
また、大将軍の凄さや、シンがそれに至るまでの遠く険しい道のりに気づくをテーマにするのであれば、もっと豊悦や小澤さんを描けばいいし。王毅ももっと魅力たっぷりに時間かければよかった。それこそ、思い切って、シンが脇役に映るようにして、シンの戦闘はできても、まだまだ井の中の蛙の小物感を強調してもよかったのでは?
原作漫画では映画ほどの制約はなく、描き込みができるのですが、、、。
これは、映画なので。
思い切って割り切って、盛り上げる部分を絞って欲しかった。
中途半端がひどすぎました。
1作目が良かっただけに、かなりがっかり。
脚本の体制は1作目に戻してほしい。
あと、衣装や舞台はもっと現実っぽく、アクションはもっと現実離れしていいと思います。
きょうかいの衣装が余りにも白すぎて冷めるし、馬を使ったアクションは40年前の日本映画の激突徳川家光の乱心、よりも大分しょぼかったです。
GWのためのとっておきの1本!っと思って期待値を上げてたのが良くなかったのかもしれません。
次作に期待!