バムセ

あのこは貴族のバムセのネタバレレビュー・内容・結末

あのこは貴族(2021年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

外国映画の上映が少なくなり、邦画中心のライナップが続くシネコン。寂しいですね。本作も予備知識皆無で出演者だけに惹かれて鑑賞。地方在住の中年男性の自分には、正直、ビンときませんでしたが、
女性には、ささるのではないでしょうか?

都会に生まれ、箱入り娘の20代後半の華子。結婚する事は幸せになる事とだと教えられた彼女は、恋人に振られ、あらゆる手段でお相手探ししてたところで、ハンサムで家柄も良い弁護士・幸一郎が現れ、結婚する事になりますが・・・

アフタヌーンティーセット4200円と居酒屋の共同トイレの対比、まさかのビニール傘の高級感、実家の家族の下世話感、上流の息苦しさ、台詞でなく表情で佇まいで演技する役者さんの演技、良かったです。様々な作品でも描かれているチャリンコの2ケツシーンは大好きです。願わくは、ラストで華子が大きな決断をした時の実家のバタバタ感が観たかったですね。
「何処の生まれか関係なく、その日あった事を話せる相手がいれば、十分じゃない」
は、名台詞。主要女性ふたりには、良き友人はいましたが、幸一郎には・・・

鑑賞後、日本政治の将来を勝手に心配しています。
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