原作を先に読んでしまったせいで期待値が大きかったのですが、それが悪い方に働いてしまいました。
全体的にセリフ多め。場面展開の度に綺麗な景色のショットを数秒映すなど、映像として見せている部分もありましたが、個人的にはハマらず。
しかしキャストは最高でした。
石橋静河は言うまでもなく素晴らしいんですが、山下リオがかなりハマっていました。全登場人物の中で一番仲良くなれそうでした。(ただ単に僕の好みのタイプなだけかもしれませんが)
気になった点はビニール傘。景色を映すには仕方がないのかもしれませんし、ビニールに付いた雨粒のきらめきと夜景のショットは「らしさ」が出ていいのですが、この家柄ならビニールじゃない傘を持つのでは?と感じてしまいました。高良健吾と初めて出会うお見合いの際は変わった形のビニール傘を使用していたため、景色とキャラクターどっちを取るか悩みどころだったのだとは思いますが、個人的には気になりました。
映画として見たときに単純に好みではなかったのと、原作が面白かったのでフラットに見れていない部分があるのですが、まあまあでした。