小田

あのこは貴族の小田のレビュー・感想・評価

あのこは貴族(2021年製作の映画)
4.3
最後のバイオリンの音が、花が芽吹くみたいだった。それぞれのフィールドで生きてる。生まれた時からあったレールの上で生きる人、すごいなーって、まるで東京タワーを眺めるみたいな気持ちで観てた。「夢なんてあるの?」の「なんて」、小さい子供がサッカー選手になりたい!とか言うようなことすらない人生を歩いてる人かー。と眺めてた。冒頭の「普通の人」が、エンドロールに近づくにつれて沁みた。
「そんなに悪い人じゃないと思う」って言ってたの、思い出したのとバイオリンで拍車がかかり最後は涙腺崩壊しました。
歩くのって良いことよね。何でも、地上から見上げる場所は首が痛くなるしそゆこと。私は何もかもが遠い方がいいなー。ここから見える星と一緒。
小田

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