かすにーと

あのこは貴族のかすにーとのネタバレレビュー・内容・結末

あのこは貴族(2021年製作の映画)
2.6

このレビューはネタバレを含みます

あたかもありのままの日本の格差を描きましたよとでも言いたげな演出だったけど、出てくる登場人物達がことごとく誇張されてて現実味を全く感じられなかった
内部生に対する偏見も酷いし、実際にそのイメージのまま組み立てたような人物像のキャラクターしか出てこなくて全く公平性に欠ける
フラットを装ってるように見えてこの映画の製作者は内心でいわゆる“上級国民”をバカにしてるよね

田舎から上京した女の子だけが主人公ならそれでもいいんだけど、異なる階層で暮らす人物たちに焦点を当てた群像劇でここまでステレオタイプ的な誇張をされちゃうと、それぞれの生活感にリアリティを見いだせなくて誰の目線で物語を追えばいいのか困ってしまう

本当に誰にも共感できなかったし、登場人物の誰かしらに自分を重ねないで俯瞰で見るにはあまりに退屈な内容だった
もし、視聴者もまた主人公たちと同様に違う階層に住む人物だという前提のもとに作ってるなら、もっと物語として面白く見せる必要があったと思う

門脇麦の演技はよかったけど、それだけの映画でした