品川巻

あのこは貴族の品川巻のレビュー・感想・評価

あのこは貴族(2021年製作の映画)
4.6
「初等科」「内部・外部」という言葉が出てきた時点で、良い意味でも悪い意味でも刺さる人はいるはず。
映画には共感を求めたいけど、自分に近すぎると敬遠したくなる人にはお勧めしない。

両家の顔合わせは緊迫感凄かったけど、
やっぱり女子3人のお茶会のヒリヒリ感は、ボクシングの試合並みに手に汗握った。
揉めないし、何の皮肉もない。ただ、育ちの違いにきょとんとするだけ。あれが本音だと思う。
スプーンを拾おうとする美紀と、スタッフに拾わせる華子。あの一瞬で過ごしてきた年月が現れて、鳥肌が立った。

青木にとって「都合のいい女」と「妻に選ぶ女」の差の示し方も容赦なかったなー

美紀と里英が自転車2人乗りするシーン、
華子が坂の反対側でギャルと手を振り合うシーンが最高だった。
凸凹ガールフッド映画、好きです。
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