どの階層の人間だろうが幸せの尺度は自由か不自由かが全てな気がする。
硬い殻を破って外に飛び出した華子や美紀の生き生きとした姿を見ると胸に来るものがあった。
「どこで生まれたって最高って日もあれば泣…
このレビューはネタバレを含みます
これもジェンダー映画祭@シネマモードより。都内で生まれ育った深窓の令嬢華子と、地方から上京してきた美紀が出会ったことで始まるお話。
この日本って、色んなコミュニティが重層になってできてて、みんなそ…
前半は東京(貴族)と地方(庶民)、独身と結婚という対比を際立たせる章立て構成がわかりやすかったけど、後半はあまり意味をなさなくなり、失速と間延びが否めない。
ただラストのなんともいない余韻はなんだろ…
見てる時よりも、見終わった後にじわじわ来る感じのやつ。とても上質な、良質な映画だと思う。
田舎は親のトレース、なのに超都心な貴族も親と同じ道。ハッとした、確かに…。自分は案外自由に生きてるのかも、…
https://youtu.be/w5qR7P3TIDQ
『あのこは貴族』
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(ストーリー:
東京に生まれ、箱入り娘として何不
自由なく成長し、結婚=幸せ…
“階級”が違っても分かり合うことはできる。女同士の緩い連帯。最近の欧米の映画(ざっくり)だとやっぱりもう一歩進んで階級の違いというところに踏み込むような気がするけど、『あのこは貴族』はその手前まで。…
>>続きを読む貴族は成金と違って、育ちの良いお金持ちだし、羨ましくもあるけど
結局そちら側でしか生きられなくて
自分の人生の選択肢がかなり少ないだろうし、世界が狭くて息が詰まりそう。
お金があっても心が満たされな…
©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会