gaugau2016

イングリッシュ・ペイシェントのgaugau2016のレビュー・感想・評価

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叙情的な描写が許された時代の「文学」映画。なにもかも「キレイゴト」すぎる。

舞台劇を思わせるようなセリフ回しや引用が多数。ここで余韻を感じ、想像力をかきたてよといわんばかりの無駄カットも数え切れない。

こういう文学趣味は公開当時は受け入れられたかもしれないが、今となっては「これみよがし」で「過剰な思わせぶり」としか感じられない。

砂漠の映像美が…とか絵画的に切り取られた美しいショットが…とか作画面で褒めるべき要素もあるにはあるがそれ以前に、作品の語り口にうんざりしてしまった。残念な駄作。
gaugau2016

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