KHinoji

日本沈没のKHinojiのレビュー・感想・評価

日本沈没(2006年製作の映画)
2.4
リメイク版映画。原作小説や昔の映画とは異なってもいいと思うんだよね、リメイクなんだから。

しかし、単独の映画として出来が全然ダメなので、どうしようもない作品。特撮の映像表現の部分だけは現代風で少し面白かったけど、それだけ。
噂だと色々な横槍があって、監督の思い通りには作る事ができなかったとか。でもこの出来では、じゃ止めとけばよかったじゃん!、と言ってしまうしかないな。(真偽は知りません)

ーーー実は、以下が 書きたかった事!ーーー
なお、このリメイク映画企画のおかげで(?)、マンガ版の新作も作られました。

一色登希彦さんの「日本沈没(第一部)」(単行本は全15巻)です。
こっちは、原作小説とも映画ともほとんど無関係に新しいストーリーとして作られた作品で、ラストは完全にSF作品になっています。第一部完となっているのも、古典的なSF的手法ですね(続編があるわけではありません)。
似ているSF小説を挙げるとすればクラークの「幼年期の終わり」でしょう。

こちらのマンガ版は、SF好きな人には大変お薦めなので、知らない方はぜひ読んでみましょう! 5点満点で評価するなら 4.7点くらいの出来ですね。


(幸い映画館では見てなくて、後で知人に借りたDVDで見た)
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