良くも悪くも地味ーな作品。そしてとても大人向けの作品。
実は長いこと気になってたけどなかなか借りれなくて、アマプラで発見!
想像よりもうんと地味な内容で、ひたすら自転車レース。もうひたすらにレース。
その中に主人公ペペの悲哀と孤独な闘いが描かれる。
故郷での耐えがたい失恋の記憶があるペペには、ホーム戦での家族や友人からの熱い応援も、ただただ虚しく響く。
自転車レースってリアルでは今まで見たことなかったから、
体力温存しながら走り、最後の最後に勝負を仕掛けるスプリンター、
そのスプリンターが飛び出せるように道を作るアシスト、
選手はみんなそれぞれ色んな役割があり、淡々と進むレースの中で、チーム間、選手間でバチバチに駆け引きが行われてることとか、色々勉強になった。
チームのバックについてるスポンサーにアピールする場面も、ただのスポ根アニメ作品ではなく、大人のほろ苦要素。スポンサーに嫌われ見放されたら、いくら走りたくても走れないのである。
失恋の痛手も、苦い思い出も、想いを込めて、一心不乱にペダルを漕ぐ。
ラストスパートの劇画タッチは、クレしんを彷彿とさせるマジ具合。
いやほんとみんなゴール手前はこんな感じなんだろうなあ。
アンダルシアの歌だけもうちょっとなんとかならなかったかな…笑
最初ちょっと違和感あった大泉洋の声も、最後はしっくりくる。続編もあるそうで。
見てみようかな。