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劇場版 アーヤと魔女のTrainのレビュー・感想・評価

劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)
1.8
アカデミー賞のアニメ部門の選考対象に『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』が入ってたのは素直に喜ばしいのだが…『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』はどうしたんだ?あの高クオリティをみすみす無視する気なのか?はっきり言おう。絶望したぞ、アカデミー賞。(お怒りタイム終了)そのアカデミー賞の選考対象に入っている吾朗ちゃんの新作。個人的には酷評されがちの彼の初監督作品『ゲド戦記』もテルーの唄の場面など好きなシーンはあるし(昔見たきりであまり内容は覚えてないが)、『コクリコ坂から』は普通に良い作品だと思う。が一旦ジブリを離れ制作された『山賊の娘ローニャ』は全く肌に合わなかった。CGキャラクターの動き方に違和感アリアリで始まってものの十分でやめてしまった。今作はジブリでの制作なのだが…ジブリを以てしてもこのクオリティのCGなのか…キャラクターの髪が粘土みたい。脚本もあまりスマートには思えない。私は原作を読んでいないのでどこまで脚色されてるか分からないが、結局「十二人の魔女」って何ですかね。バンドのヴィジュアルが使われながらも大々的に扱われることは無かったし、そもそもアレで本当にお終い?続きないの?吾朗ちゃんが父親の呪縛から逃れたいのは分かる。ヒロインが従来のジブリヒロインの性格と真逆を行ったり、なによりもCG制作というのがその気持ちの表れだと思う。勿論、その気持ちは尊重するがこの作品はあまり擁護できない。次は頑張ってくれ。
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