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劇場版 アーヤと魔女のmisqのレビュー・感想・評価

劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)
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この作品はもしかしたら宮崎吾朗監督からの「どのような環境下においても、その場の人間の懐に入り込み快適でHAPPYな生活を手に入れよう」という力強いメッセージなのでは…?


そうでなければこのメインビジュアルと冒頭で、あのエンディングになる必要性が説明できないではないか…まさか12人の魔女が影も形も表さないとは…。


あと先に言っておくと3Dの映像は、ピクサーとかに比べちゃうとお話にならないと思います、お話にならなすぎて逆に一昔前の粘土アニメっぽくてなんかカワイかったけど。
エンドロール良かったし、普通の絵でやればよかったのでは?と思わないでもないです。まあでもなんでもやってみなきゃ始まらないですもんね。


しかしエンディングで呆気に取られたのは確かですが、「じゃあつまんなかったの?」と聞かれると奇跡的にそんなことはなかったのがよかった!


アーヤは周りの人間に自分の「言うことを聞かせる」ことをモットーに行動し、快適な生活を手に入れてるわけですが、この「言うことを聞かせる」っていう言葉の語感がちょっとアレなだけで実際は「相手が喜ぶことを言える天才、いつのまにかみんなの人気者になってる」ていう鬼コミュ力の持ち主なだけなんですよね。
(もしかしたらそれはアーヤに生まれつき備わってる「操る魔法」なのかもね)

いちばん大事なのは、アーヤにちゃんと周りの人たちへの愛情があるということです。セリフでは示されたりしないけど、それが画面から伝わってくるのがよかったです。


まあときにはちょっと誇張や嘘もつくし悪戯もするけど、別に全然悪意とか感じないし微笑ましいですよ。

みんなかわいいし、(アーヤにデレ始める豊川悦司がカワイイ!)私は結構楽しく見れました。


しかしそもそもアーヤが魔女の家に連れて行かれた理由がまさかの偶然説が出てたり、な〜んにも説明されないから、もはや日曜の朝8:30とかから連続アニメで観たいですね。
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