翠

劇場版 アーヤと魔女の翠のネタバレレビュー・内容・結末

劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

2021.10鑑賞
念願のアーヤ!昨年末に放送していたことを知らず、見逃していたのでずっと気になっていた。
公開日も延期になったしね。
アーヤ鑑賞前、ジブリ美術館で先にアーヤ展を見てしまったので展示を思い出しながら映画を観た。
あとジブリの小冊子、熱風のアーヤ特集で吾朗監督が制作秘話を語っていたのも熟読していた。
そんなこともあり、3DCGの作りや小物、細かいところに目が行ってしまった。

さて、楽しみにしていた本編。
初めは3Dのジブリ作品に違和感があった。
でも、山賊の娘より違和感は無かったかな…(すいません)
アーヤは表情がコロコロ変わって面白いな〜
吾朗監督、楽しんで描いていたんじゃないかな。
全体を通して、吾朗監督が作りたかったもの、楽しいと思える作品に仕上がったんじゃないかなと勝手ながらに思う。
監督が作った長編アニメ映画、ゲド戦記、コクリコ坂、どの作品よりアーヤが一番イキイキしているように思えた。
それは、鈴木さんも語っていたがアーヤと吾朗監督が似ているからかもしれない。
熱風を読んでも、ジブリ美術館のアーヤ展の説明を読んでも、吾朗監督は説明が上手い。
書き方から察するに、アーヤのように周りを動かす力を持っているのかもしれない。
本編の感想からだいぶズレてしまったが、今後も吾朗監督にはこういう作品を作ってほしいな…
食卓の小物や魔女の部屋など、「ジブリらしさ」を残したデザイン。
ジブリらしさをそういうところに取り入れて、今後も吾朗監督が楽しんで作れるジブリ作品を作って欲しい。なんて思う。

本編は歌が頭に残る。Don’t disturb me。
ずっと聴いていたくなる。
そして終わり方に救われる。
分かりやすいように全てがハッピーエンド。
こういう、登場キャラ全員が幸せになる終わり方は好きだな。
温かくて観て良かった、アーヤと魔女。
翠