ひろくん

劇場版 アーヤと魔女のひろくんのネタバレレビュー・内容・結末

劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)
1.4

このレビューはネタバレを含みます

監督の父親なら5カットくらいで終わらせる内容をひたすら長引かせてまさか一本の映画にしてしまった怪作。バンドのボーカルの赤髪の魔女がとにかく最悪で無責任な親というだけの事実上の胸糞映画。お前、今更この家にドヤ顔とパイ持参で来てなんか受け入れられると思ってんのか?生みの親たる赤髪の魔女との関係はアーヤに対しては何一つ明かされず、バンドを組んでいた三人の関係もどうなったか語られず、アーヤが魔女として成功する道筋もなく、いったい宮崎吾朗は、これまで映画を観てきて何をカタルシスとして得たのか皆目見当がつかない。これだけ魅力的なキャラクターを集めたうえでこれだけ意味のない、後腐れしかない映画を作れるの、マジで一切何も考えてないんだろうな。本当にカネと企画だけ潤沢なクソって感じ。まじめに映画を志す若者にそのカネと立場くれてやってもらえませんか?この映画がクソだとわからない奴は幸せで良いなあ!本当にうらやましい!!感性とか教養とか培わない方が幸せだ!!!
3DCGアニメーションそのものはいい。すごく。今までみた日本の3DCGアニメでもっとも豊かで優れた表現だったのは間違いない。キャラクターも魅力的だ。構図もよかった。でも致命的にそのクオリティをカメラワークが損なっていた。まず手持ち撮影を模した画面の揺れ、意味不明かつ見ていて気持ち悪くなるからやめろ。そして上下のパンニングの多用、シークエンスの切り替えをわかりやすくできるからといって、3DCGにおいてそれが容易になったからといって、安直に多用しすぎて集中を削がれる。まあそんなことはさておき、終わってるだろ。これ。これ見てなんか納得する要素あるか?キャラクターが生きている、それぞれに命が吹き込まれている、だからこそシナリオに幻滅して呆れる、そういうとっっってももったいない映画で、本当に終わってるよ。
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