Tom2022

最高の人生の見つけ方のTom2022のレビュー・感想・評価

最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)
3.0
自分が死に向き合う時に、残りの時間で自分には何が出来るのだろう。自分の人生を振り返って、何をしておくことが大事なんだろう。

誰もが必ず死んでしまうはずなのに、みんなこういった事を意識しないで生きている。もしくは、分かっているのに考えるのを避けているのかもしれない。そんな事を考えたり、自分の人生を見直しさせてくれる映画です。

物語は、病院で相部屋となった事業家と自動車整備士の2人の老人の話です。がんにかかり残りの人生の長さを知り悲観しつつも、2人で「棺桶に入る前にやりたい事リスト ”bucket list” (棺桶/バケツリスト)」を作ります。そして、それを実現していく事で、自分の最後の時間に向き合っていくストーリーです。

例えば、スカイダイビング。老人になって初めてやるってすごいなあと思います。ただ面白いのは、もうすぐ死ぬと分かっていてもダイブするのはやっぱり怖いんですね。

この映画の中で、自分の人生を振り返り、至らなかった様々な事を話す時に、聞き手が”Nobody is perfect.” と話すのには、確かにそうだなあと感心しました。

この映画を観ていて面白いのが、この主役の2人は、本当に演技をしているのだろうか。演技じゃなくて実際の自分自身を表現しているんじゃないかと錯覚しちゃったりします。

映画ってほんといいですよね。人生について考えさせてくれたり、自分の生き方をより良く出来るアイディアをたくさん教えてくれます。

邦題は、「最高の人生の見つけ方」ですが、原題の”the bucket list”よりも好きです。邦題の方が、特に余命が宣告されていなくても、最高の人生を作るヒントが得られそうな感じが伝わるんじゃないかと思います。
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