このレビューはネタバレを含みます
最後の方の展開は泣けた。
癌になって死期を悟るからこそ、終わりを感じるからこそ、楽しもうと思える、生きてることを実感できる。ある意味皮肉なことかもしれないけれど、それが人生なんだと思う。当たり前にあるものには気づけないんだと思う。なくしそうになって初めて思い出したり気づくんだと思う。
二人が出会わなければ、それぞれただ静かに死を待つことになっていたんだろうと思うと、運命というか巡り合わせみたいなものがあるんだなと感じた。
自分はまだ高校生だけど、この作品はもっと歳をとってから観たらまた感覚が違うのかも。