メリル・ストリープがすごいこの映画、結構前見たもののレビューがまとまらず書けずにいたのだけど、外の嵐の風の音が怖くて眠れないので、書いてみます。
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最初、メリル・ストリープだと気がつかなかったほど、メリル・ストリープは本当に凄い女優さん。
ミルクを買いに行くシーンから始まるのが印象的ですね。
「マーガレットサッチャー、ミルクスナッチャー」
彼女の政治信念の象徴でもあり、政治家を退任後のイチ人間らしさも表現されているなーって感じました。
亡き今でも支持を得るマーガレットサッチャー。
あの超絶頑固なイギリス人にすら鉄の女と呼ばれるほど、頑固。
「意見を変えない」ということ
それはイギリス人にとって美徳とされていること。
(故に自分の間違いを認めない。謝らない。日本人はイライラすること間違いなし。だけどそれが彼らの美徳だから。
日本人の言わずもがなが美徳なのを理解されにくいのと同じなのかな。文化が違ければ理解困難。)
(以下雑に書くと誤解を生みそうだけど、)
イギリスって、本当に進んでる。(ある意味)
1970年代に女性首相
(日本には未だいない)
イギリス革命だってそうだし
EU離脱
各国みんな絶対に認めないけど、イギリスに憧れてって部分あると思う。フランス革命だってそうなんじゃないかと。
サッチャーさんが行っていた「イギリス人としての誇りを取り戻す」なんて、最近いうアメリカファースト、○○ファーストって感じだし、
なんだかんだでやっぱりイギリスって先駆けって感じがする。
そもそもイギリスって国がなければEUなんてできなかったんじゃないかとさえ思う。
(だから(というのはちょっとズレてるかもしれないけど)イギリスはEU加盟を一度断られてるはずだ)
絶対に信念を曲げない譲らないそのイギリス人のプライド故に、じゃがいもとケチャップ以外を受け入れず、今日に至るのだろう。
いくらじゃがいもがイギリスの飢餓を救ったとはいえ、、、そろそろ他の食べ物も受け入れてもいいんじゃないですか?と思わずにはいられないが
それはイギリス人にとっては侮辱なのであろうか。
当初はEUに加盟せず、その後加盟してもポンドは譲らず(サッチャーさんが絶対ユーロ反対)、結局そそくさとEU離脱した。
(※スコットランドが独立してEU加盟したらおもしろいことになると心の中でちょっと思ってる)
映画のレビューではなく私がイギリスに対して思うことになってしまったのでこのへんでやめるが、マーガレットサッチャーさんは今日に至るその全ての土台を作り築いた人だと思う。
いい・悪い、好き・嫌いとかではなく、本当に凄いと思う。(ざっくり)
※諸々完全なる主観なのでご容赦を。
メリル・ストリープは、話し方から何から何までイギリス人になっていたし、現役時代から引退後まで演じていて、本当にすごかった。
メリル・ストリープ出演作は基本「メリル・ストリープがすごい」って感想が9割占める。