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青春の殺人者のtorakkichiのレビュー・感想・評価

青春の殺人者(1976年製作の映画)
4.0
原田美枝子と市原悦子…両人とも絶対に自分の好きな人に会わせたくない女性だなと思わせるほど、とにかく可愛い。世間知らずでめちゃくちゃ可愛い。大竹しのぶの次ぐらいww

後半、スナックに戻ってくるとき、検問にひっかかって水谷豊が両親を殺したと言うところ、警察が面倒くさそうに「勝手に殺しゃあいいだろう、どうぞご自由に~」という。

時代は成田空港建設反対の騒然とした中で、確かにそのデモなんかを取り締まる方が警察官にとっては大切だろうし、本気にしてないというのはあるんだろうけど、結局若者の絶対的な虚無感がリアルに表れてると思った。

ラストで、スナック開店の記念撮影する思い出のシーンの中に、両親の死体のカットが挟み込まれてたけど、それがすごく怖かった。
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