青春の殺人者の作品情報・感想・評価

「青春の殺人者」に投稿された感想・評価

sat

satの感想・評価

3.8
ナイス原田美枝子
我がオールタイム・ベストの「太陽を盗んだ男」の監督、長谷川和彦がその3年前に撮影した作品ということで鑑賞。
市原悦子、一瞬で退場するが鑑賞者を震え上がらせるようなクソ気色悪い怪演は見事。
両親を殺めた息子として起用され演じているのは若き水谷豊。相棒の水谷豊しか知らない世代にとってこんなパワフルな役柄もしてたことに感動し新鮮さを覚えた
「親バカ、子バカだよ!」

by市原悦子
なごむ

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3.9
引き込まれた
HK

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4.2
後に「太陽を盗んだ男」を監督する長谷川和彦監督による青春ヴァイオレンス映画。キャストは水谷豊、原田美枝子、市原悦子などなど

千葉県の空港近くで恋人のケイコとスナックを営んでいる若い男の順ちゃん。ある日自動車整備工場を営んでいる両親に持っている車を勝手に盗まれたため実家に取り返しに行ったが見つかる。そこで父親に「ケイコと別れなければスナックをやめてもらう。」と言われ、逆上した順ちゃんはお父さんを包丁で刺し殺してしまう。その後、母親と死体を海に沈めようという話になるが、そこでヒステリーになり無理心中を図ろうとした母親も包丁で刺し殺してしまう。果たして彼はどうなるのか。

水谷豊さんといえば、「熱中時代」その前では「傷だらけの天使」とかで一躍有名になった、爽やかでコミカルな役柄で売りなこの人である。最近の若い人である私にとってはやはり「相棒」の杉下右京さんという、どこか剽軽なキャラクターを演じている所が様になるというか。

そんな彼が、この映画では所々剽軽さを見せるものの、ほとんど同情できないほどの冷酷な殺人を繰り返す。しかも大体勝手な被害妄想で。血の演出が仁義なきシリーズと同じぐらいにすごい。

俳優さんの演技のぶつかり合いと称してもいい迫真の演技ぷりがすごい。台詞は演劇的なものが多いが、それが俳優さんの演技もあってほとんど遜色なく頭に入って来るのもいい。

この映画の陰の主役は市原悦子さんですね。水谷さんも見事に引けを取らない演技を見せますが、序盤の二人の会話だけでほとんど映画が観れるのは凄いというか。流石としか言いようがない。市原悦子のヒステリー演技も形容しがたい恐ろしさを感じさせる。

途中入る学生映画の不気味な感じや、回想シーンに入る際のぐるぐる演出なども含めて、夢や妄想を映像として具現化しようとしている試みがすごい。このどこかアヴァンギャルドながらサイケデリックな演出は、後の「太陽を盗んだ男」でも生かされますね。流石のゴジさん。この2作品ぐらいしか監督作はないのに、凄まじい印象を頭に残させます。

そして、長谷川監督といえば、タブーともいえる過激演出をものの見事にやってみせること。スプラッター描写のすさまじさはまだ序の口。本当にすごいのは、ゲリラ撮影で本当にスナック店を全焼させてガチで消防車が来てしまうという所も見事に激写してしまう。この監督精神は映像からもでていて本当に素晴らしい。流石後の作品で皇居爆破なんてことを考えた監督だこと。

この過激な演出に、ゴダイコの曲をかぶせると、そのギャップからくる不気味さがさらに加味される。素晴らしい演出である。

しかし、水谷豊さんが一番すごかったです。この映画ではとんでもないクズやろうを演じてますが、全然嫌な奴に見えないのも、この人が演じたからだと思われますね。

本当に観れて良かったと思います。
水谷さんと市原さんのシーンが狂ってて凄まじい。市原悦子さんの声を荒げたり、静かになったりと、情緒の安定しなさが恐ろしかった!
体臭をオーラみたいに身にまとった市原悦子のセリフと演技に注目
久しぶりにわけわからなくて気持ち悪い映画
hanadeka

hanadekaの感想・評価

5.0
一秒、一コマがカタルシス!

瞬き禁止のレジェンド映画
Reo

Reoの感想・評価

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若き日の水谷豊は天然の青臭さがあってすごく好きだなぁ。人を殺した瞬間なんて実はそれほど深いところまで考えが至ってなくて、ふとしたきっかけで殺した後から込み上げてくるものがあるんでしょうか。
市原悦子は節々にゾッとするものがあった。
BUSSAN

BUSSANの感想・評価

3.2
3年後に撮影した「太陽を盗んだ男」が良かっただけにこちらは肩透かし食らった感じです。
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