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ゴーストキラーズ 血塗られた少女の謎のYSKのレビュー・感想・評価

3.4
これもブラジル映画の特徴といってしまえばそれまでなのですが、グチョグチョだったりドロドロだったりと終始絵面が非常に汚いです
それに加えてところどころという言葉ではおさまりきらないほど詰め込まれたギャグや不謹慎な小ネタの数々のせいで一部のマニアや好事家以外には支持されず点数を落としているかと思います

例えば胎児の標本が襲ってくるシーンでは小便をかけるどころか、ご丁寧にちんこをしごいてから精子と思しき液体を顔にかけてくるなど、良識と常識をお持ちの方々の逆鱗に触れること間違いない行為が満載です
とはいえ下品で不謹慎な掛け合いこそが魅力の一つでもあり、“ブラッディ・メアリー”という幽霊の過去のいきさつを聞いた主人公の最初の一言「よし、じゃあ殺そう」や“ブラッディ・メアリー”と相対した際に言われた「少女に負けてもいいの?」に対する返答「さっきは胎児にも負けた」などのやり取り、校長や教員が亡くなったことを生徒たちに告げた時の大歓声など緊張したシーンだろうと関係なくぶっこんでくるセリフや小ネタの数々は好きな方にはドハマリするだろうなと思います

まっとうなホラーではないため恐さは全くありませんしストーリーにも奥深さはありませんが、グチョグチョでドロドロで顔射が好きな方にはオススメします
生前の“ブラッディ・メアリー”がかわいい幼女というのも好ポイント
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