【一言で言うと】
「おマセな恋の“冒険”」
[あらすじ]
同年代の友人たちに飽き飽きしている16歳のスザンヌは、恋への憧れはあるものの、同じ年ごろの異性には惹かれなかった。ある日、彼女は通学路にある劇場の前で、年上の舞台俳優ラファエルと出会い心を奪われる。ラファエルもまた、繰り返される舞台や仲間たちとの日々に退屈しており、互いの中に同じものを感じた二人は恋に落ちる...。
とにかく可愛らしい😊
作品の面白さ云々は抜きにして、ただただスザンヌのやる事なす事が本当に可愛くて仕方がなかった。
しかも主演であるスザンヌ・ランドンは15歳にして今作の脚本、それに19歳で監督を務めたそうな...いやはや才能豊かすぎてビックリです(゚o゚;;...
とにかく16歳の“目線”だからこそのリアリティというか、初恋の甘酸っぱさや瑞々しさがとても“純粋”で観ていて分かりやすく伝わってきましたね🤔
自分もちょっと前ですが年上の女性に初恋をしてしまいましてですね...ああいう“年上ならではの魅力”に心を突き動かされる気持ちはメチャクチャ共感できる😌
(無論その初恋は脆くも散って行きましたが😭…)
それにおフランスならではの小洒落た演出だったり、文学や演劇などのあらゆるカルチャーをオマージュしたりと、終始華やかな雰囲気を纏っているのもフランス映画らしいなって思いました☺️
それからスザンヌの家族の“距離感”というのも絶妙でメチャクチャ好き😆
特にお父さんのキャラがホントに良い。スザンヌの突拍子もない質問にタジタジしてるお父さんが最高に可愛かったです🥰
とにかく純粋で、甘酸っぱくて、そしてちょっぴり切ない、人間誰しもが経験するであろう恋の“迷走”に思わず微笑ましくなる映画でした。
思春期のこういった多感な時期にある鬱屈した“悩み”を、自分で抱え込むのではなく脚本として昇華させたその才能にただただ惚れ惚れですね😧...
15歳の時に今作の執筆を開始した監督...俺が15の時って、殆ど高校受験の思い出しかないな😅...