くぅー

七人樂隊のくぅーのレビュー・感想・評価

七人樂隊(2021年製作の映画)
3.7
もちろんまた香港に行きたくなりましたね…「道に迷う」と「回帰」、特に印象に残ってます。

»七人の香港の名監督が、1950年代から未来までの各時代を1つずつ担当し香港の人々の生活を描く、全編35mmフィルムで撮影されたオムニバス。


①「稽古」☆3
必死にカンフーの稽古に励んだ幼い自分と仲間を描く、監督の自伝的エピソード。
監督:サモ・ハン
→ホント、監督らしい。

②「校長先生」☆4
教育に生涯を捧げる校長先生と、彼を慕う同僚の女性教師とかつての教え子たちを描く。
監督:アン・ホイ監督
出演:フランシス・ン他
→フランシス・ンがいい味出しまくり。

③「別れの夜」☆3
移住を控えた恋人たちの別れをスタイリッシュな映像で描く。
監督:パトリック・タム監督
出演:ジェニファー・ユー他
→山口百恵の名曲の広東語バージョンにニヤリ。

④「回帰」☆4
香港を離れる孫と香港に残る祖父のユーモラスで温かな交流を描く。
監督:ユエン・ウーピン監督
出演:ユン・ワー他
→再びの武術でしたが、一番微笑ましい作品でしたね。

⑤「ぼろ儲け」☆3
香港の飲食店を舞台に大儲けを夢見る一般市民が株価に右往左往する姿を描く。
監督:ジョニー・トー
出演:ン・ウィンシー他
→これはオチにニンマリ。

⑥「道に迷う」☆4
香港の変わり様に翻弄される男を描く。
監督:故リンゴ・ラム
出演:サイモン・ヤム他
→妙に郷愁に浸れましたが…監督の遺作でまたしんみり。

⑦「深い会話」☆採点不能
病棟を舞台に、たたみかけるセリフ群が展開する。
監督:ツイ・ハ―ク
出演:ラム・シューら
→監督の遊び心満載すぎで、締めにはピッタリw

そんな訳で、やはり東京バージョンも見たくなったかも。
くぅー

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