滅びて眠りにつく化石、でもそれだけではない、いつかよみがえるから化石。
海岸の石から採取され丁寧で地道な作業により甦る化石とメアリー(Kウィンスレット)の本質、この二つが重なります。
また、メアリーだけでなく、登場人物たちの背景が、観ているうち徐々に解ってくるのが良いです。
主演二人の女優のからみも衝撃でした。三回?三回目はもう何か突き抜けてしまった感があります。でも、やはりこの作品はウィンスレットの表情たたずまいが素晴らしい、重みを感じました。
終盤、シャーロット(Sローナン)の一方的(そう見えました)な計画に少しキョトンとしてしまいましたが、その後、博物館の場面が印象に残ります。
二人の情愛、このまま眠り扉は閉じるのか、あるいは…。