せんちゃん

アンチグラビティのせんちゃんのレビュー・感想・評価

アンチグラビティ(2019年製作の映画)
4.5
万能感でなく、真の万能を手に入れた人間が、それを手放すことができるのか?という映画だと思いました。

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映画館でみる非日常映画は最高!
そしてこの映画の映像すばらしかった。自分の夢に出てきてほしい。あ、リーパーは抜きでお願いします!

フィルマークスでの評価はフツーレベルみたいだけど、私は好きだ。いや大好きだ!世界観を作り込む、その心意気やよし!VFXのすばらしさに寄り添う、それっぽい、くすんださりげなくおしゃれなスタイリングも最高だ!

現代も未来でも、ロシア人か現代人がランダムに夢の世界に放り込まれてあんなかっこいいファッション統一感でないやろ!ある意味そこが一番つくりこんでるやん!←偏見かもすみません。

多摩センターでロシア映画が同時に2本(アンチグラビティ、ワールドエンド)もやってることなんて今後ないだろうな、と思いながら2本連続観賞。

見てる間、おもしろくて
「マトリックスを体験し、クリストファー・ノーランを見て育った世代の才能が、ハリウッドでなくロシアで花開いてる!時代はロシアだ!」
と思ってたけど、グローバルな現代ではすでにみなさんハリウッドにかかわりまくってるのですね。そりゃそうか。

テンポよく、だんだんいる世界の設定とルールがわかってくるのもよかったし、漫画の亜人の表紙のキャラみたいなリーパーもこわいのにかっこよくてよかった。

終わりかたも含みがあって最高。

コンスタンティン・ラヴロネンコ(夢の世界のボス)という銀髪イケオジが、この映画と次の映画両方で重要な役どころで活躍してました。

日本でいう、渡辺謙とかみたいな、ある意味おいしいポジションとれてる役者さんなのかなとおもいました。私はすっかりお気に入り。