ひろ

アーサーと魔王マルタザールの逆襲のひろのレビュー・感想・評価

3.2
リュック・ベッソン原作・監督によるフランス発のファンタジー映画「アーサーとミニモイの不思議な国」の続編映画

今回も、アニメと実写をうまく使い分けたイマジネーション豊かな世界観は健在だった

リュック・ベッソンによるファンタジー3部作の第2弾だが、1作目がヒットしたから続編を出すタイプと違い、最初から3部作の真ん中の作品は危険だ

「ロード・オブ・ザ・リング」がそうだったように、盛り上げるだけ盛り上げて終わるというパターンげっそり
まさかここで終わるわけないと思ってちょっと待っちゃったよ

前作から3年経っての続編ってことで、天才子役のフレディ・ハイモアがなんかすごく大きくなってるし
しかも、声もちょっと低くなったような。

子役を3部作に出すなら、一気に撮らないと、成長しちゃって設定がおかしくなっちゃう

実写から始まり、ミニモイの国へ行くとアニメに変わるのは相変わらず面白い。

アニメパートのアーサーの声も当然フレディ・ハイモアが担当するんだけど、王女セレニアの声を人気ティーンアイドルのセレーナ・ゴメス、魔王マルタザールをロック好きなら神様クラスの御方ルー・リード。

さらに、ブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アムとファーギー、スヌープ・ドッグなどのヒップホップアーティストまで、なぜか豪華な音楽アーティストが声優をやっているから、吹き替えでなんか観ちゃだめだよ

フランス独特のアニメーションは新鮮で楽しいし、小さなミニモイの世界観を工夫して描いているのも遊び心があって好きだ。

ただ、続編ありきの作品は、1つの作品として評価するとあまりにも物足りない。
ひろ

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