ユカートマン

Summer of 85のユカートマンのレビュー・感想・評価

Summer of 85(2020年製作の映画)
3.6
「これは君の物語じゃない」からのタイトルショット→爆音のInbetween Daysが強烈で痺れた。UKロックとフランス映画が両方とも大好きな私からしたらその二つが融合する時はニヤニヤが止まらなくなってしまう。Blurのシャンソン風の曲のPVで『去年マリエンバートで』が使われてたり。Blurといえばアレックス役の男の子が少し全盛期のデーモンに見えた。このポスターになってるバイクのシーンぐらい物語に疾走感があって駆け足で説明されテレビ映画かなというぐらい内容が薄くて拍子抜けしてしまったが、ノルマンディーの美しい港町の景色に癒された。エロいシーンが自重気味だったのも気になった。俳優の気持ちを無視した際どいシーンの強制とかが問題になっていたし、これからフランス映画もそういう方向に向かうのだろうか。ダヴィドの部屋にユニオンジャックがあったりケイトがイギリス人だったりイギリスのバンドThe CureのInbetween Daysが使われてたりこの物語が表象するイギリスがとても気になった。歌詞がダヴィドの心境の代弁みたいでよかったな。
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