はる

Summer of 85のはるのレビュー・感想・評価

Summer of 85(2020年製作の映画)
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原作をやっと最後まで読んだ・・・
構成も内容もほぼ同じだけど、映画では、本の最初と最後が削られていたから、かなり!印象が変わる!

初めに本では、主人公が幼い時から”女の愛に勝る心の友”に(死よりも)憧れ続けていたことが結構丁寧に書かれてて、読む側も、それを求めている子として物語を進めるけど、映画版はいい意味で主人公がフツウで可愛いので青春感が増すし
映画版のラストシーンの後に、本では「うらやましいか?これで終わりだと思ってほしくない〜」から始まる文があって、「唯一、重要なのは、みんなどうにかして自分の歴史からのがれること」って締め括られててオワ〜〜!!!!と私はなりました。
そういうラストを一切排除して、あそこで映画を終わらせたのは意図があるんだろうな〜〜どっちもいい気がするけど、原作読んだら割と突き落とされる感じしたんで、こっちの方が好みかも・・・。てか、出てくる登場人物の名前が本と映画で違ってた?から、もはや別の話なんだろうな、誰か映画版と小説版の違いを論文にしてくれ…すごい面白い…。
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