重いはずの話なのにオゾンが撮るとこんなに軽く爽やかなタッチになるのか！笑 てか途中で『サマードレス』のセルフオマージュとか入れてきたりして、いや別にいいけど、ほんとに全然悲しい気持ちにならなかったわ！笑
主演二人の男の子、説得力のある顔で良かった。アレックスまじウサギみたいに可愛くてナデナデしたくなる。「ウサギって呼ぶなよ！」って怒ってる姿がまた可愛いの(しかもちょっとニヤニヤしててまんざらでもなさそう)でもちょっと暗さというか文学部志望だから自分の中に重い何かを抱えている雰囲気がgood👍私の文学部の友人の恋愛ってけっこうこういうドラマチックなの多い気がする。あれなんなんでしょうね？やっぱり夢見がちだから危ない人についてっちゃうのか、終わった後もロマンチックに語っちゃうからなのか…。対するダヴィデ、魅力的ィィ‼︎肉体、顔、魅力的な人性格も勝手に魅力的って思っちゃうのあるあるぅ…。自分の理想を押し付けてしまうんですよね。だからイケメンとか美女って色んな人からモテるのかな…それはそれで大変な所だね。ダヴィデはさ、人たらしさんなんですよ。男とか女とか関係なく「おもしろそうっ」って思ったらずんずん物事を進めてく人。そんな明るいキャラなのに実は父を失ってるっていうギャップがいいんだよね。身近な人を失ったことがない人からすれば、そういうことって未知のことでどう扱っていいか分からないから、亡くなった父の話をあっけらかんとできるダヴィデのような人に出会うとすごいなぁとかでも実は心の中では彼は孤独なんじゃないか僕が支えてあげたいとか色んな気持ちが渦巻くんじゃないでしょうか。(私はそうでした)
オゾン映画常連のヴァレリアブルーニテデスキ(この人の名前全然覚えられない)さんとメルヴィルプポーがいい味出してました。プポーってドランの『わたしはロランス』でも教師役やってたけど、フランスにはこういう感じの先生がよくいるのかな？でも坊主プポーに慣れてたから昔のロメール映画の頃みたいなくるくるパーマプポーお久しぶりで最初誰か全然気づかなかったよ！
フランス人の朝ごはんの食卓には必ずnutellaがあるという噂ほんとだったんだ。
てか今年の夏フランスで公開されているオゾンの新作『ペトラフォンカント』が気になってしょうがない！オゾンって『焼け石に水』も撮ってるし、ファスビンダーのファンだったんだな😳ハンナシグラ本人も出てるし、ファスビンダー激似の俳優さんいるしめちゃくちゃ楽しみ…
