てるる

ネバー・ダイのてるるのレビュー・感想・評価

ネバー・ダイ(2018年製作の映画)
2.0
未体験ゾーン延長戦4本目!

フィリピンのアクション映画。
女性スタントマンとその仲間が、知らずに引き受けた仕事が子供の人身売買。
子供を連れて逃げ出してチンピラどもに追われるストーリー。

去年の未体験では「バイバスト」がなかなか面白かったので期待してたけど…

もうオープニングの格闘シーンで嫌な予感。

主人公の女の人がスタントマン設定だけど、痩せすぎ。
それだけならまだしも、格闘シーンの構え方があかん。
脇開き過ぎだし、蹴りの足も上がってないし、パンチもキックも腰が入ってない。

主人公に言いたい。
心がどうのこうの言う前にそのへっぴり腰を何とかしろ。

敵にも格闘技出来るようなキャラがいないので、ひたすら雑に殴る蹴る切るの繰り返し。

敵味方ともにキャラ設定も薄っぺらすぎなので、モブキャラの泥仕合を延々と見せられてる感じ。

更に敵も味方もバカばっかりで、ツッコミどころも満載。

隠れながら逃げてるのに、皆大声で仲間を呼んで結局敵に見つかるの繰り返し。
アホなの?アホの子なの?

敵は敵で複数で囲んでも何故か1人で戦わせようとしたり、銃持ってるのに弾の節約だ!とかいって撃たないし何じゃそりゃ。

105分あるけど、30分に凝縮出来る話です。

「バイバスト」も面白かったとはいえ、格闘技を駆使したバトルが無かった。
タイにはムエタイ、インドネシアはシラットという特徴があったけど、フィリピンにはカリという武術があったはず。

カリを取り入れて、ジージャーみたいな本格的に格闘技が出来る女の子がいればフィリピンアクション映画も面白くなりそうなのに。
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