TB12

アナザーラウンドのTB12のレビュー・感想・評価

アナザーラウンド(2020年製作の映画)
2.5
色んな賞レースで勝った作品だしそれに主役もマッツ・ミケルセンだしと思って見てみたがなにがそんなに良いのかよく分からなかった。

で結局何が言いたいんだよ?ってのが率直な感想。
別に映画に答えを求めてる訳ではないんだけどさ。

血中アルコール濃度を一定の度合い保つと仕事の効率が良くなるとか言う理論のもとじゃあそれ実験してみようぜ〜と仲間4人で毎日朝から飲み始めるのだがこの設定はまあ良いと思うのよ。

前半はその効果で仕事も家庭も上手く行くって言うお決まりの流れから後半もお決まりのしっぺ返しを喰らう破滅パートと全てがお約束の流れで「で、だから何?」としか思えなかった。

こうなる事ぐらい良い歳こいたおっさん達なら分かるだろと。
それを皮肉ったブラックユーモアたっぷりのコメディなら大好きなのだがこの作品は中途半端にシリアスを入れてくる。

そもそもコメディパートの前半も大して面白くないし酒入ったぐらいで授業が楽しくなって奥さんとも上手くいき出すっておかしいだろ(笑)

だってこのおっさん4人は普段から酒を飲んでて酒の作用を知り尽くしてる訳でしょ。
今まで酒を飲んだ事のない人間達が飲んだら人生変わった!ならまだしも普段から呑んべいの奴らが平日朝から飲んだところでそんな簡単に人生バラ色になるかいな。

もっと根本的な事を言うとオシャレな店でオシャレな格好してオシャレな酒飲めるぐらい社会的地位のあるおっさんらが人生を退屈そうにしてるのがリアリティないわ。

それと後半の破滅して行く展開も安っぽい上に大して深刻でもなくね?感が強い。
依然として住む家も仕事もあるし取って付けたような仲間の死だけでアル中の恐怖を描いてるんだとしたらお粗末すぎる。

いやまあ基本はコメディでアホなおっさん達をただ微笑むだけの作品ってのはオチを見ても分かるのだがユーモアが全く足りてなくて単純にコメディとして楽しめなかった。

じゃ逆になんかしらの教訓を学べる作品なのかと言うとそういう訳でもない。

とにかく中途半端なストーリーで最後のダンスもコメディを通り越した滑稽なコントにしか見えなかった。

いやまさに滑稽な男達を描いた作品だろうからそれは正解なのかもしれないが。

てかそれより一番驚いたのはこの映画を見てなんとなくデンマークと酒に関して調べたら何歳からでも酒が飲める国だと知れた事だ(購入は16歳以上じゃないとダメらしいが)