マッツミケルセンがアル中カラカラになる映画。
人間の血中アルコール濃度は0.05%が理想というバルマーピークみたいなトンデモ理論を信じた学校の先生達が昼夜構わず飲みまくり酒で失敗しまくるストーリー。
ちなみに0.05%理論を提唱したノルウェー人哲学者フィンスコルドゥールは実在する人。
実際には哲学者というより心理学者。オスロ大学附属病院で研究していてノルウェーオリンピック委員会委員。理論の破天荒っぷりに合わずお堅い人。
酒の力を借りて人生を乗り切ろうとするマッツ達は大方の予想通りにアル中への道を突き進んでいく。
考えうる全ての酒の失敗を重ねながら次第に取り返しのつかない事態へと発展していく。自業自得。
失敗しても良いんだよ自分の不完全さを認める事が大事、みたいなキルケゴールの言葉が唯一の救い。
なんやかんやでマッツミケルセンが世界一カッコいい缶ビールの飲み方を披露するハッピーエンド。
酒は飲んでも飲まれるな。失敗しても死ぬ以外はどうにかなる。
そんな当たり前で大事なことをダメオヤジ達が体を張って教えてくれる名作。
