yuki

アナザーラウンドのyukiのレビュー・感想・評価

アナザーラウンド(2020年製作の映画)
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スコアは3.0⇄?

「もう一杯!」ならぬもう一度、観たいと思うのはー
マッツ・ミケルセンのダンスシーンだけ、ダイジェストカットにして無限リピートしたい!
(作品に対して失礼と思いながら率直な感想💧)

常時血中アルコール濃度が0.05%ならベストパフォーマンスが可能?
このテーマへの着眼点と予告(主演のマッツが観客を呼ぶ!)に期待⤴️

仮説を検証するドキュメンタリー面から見ると、いろいろストーリーが盛り込まれすぎ。。
(登場人物が多すぎて、流れるストーリーが複数で同時進行するから、時々この検証テーマがどうでもよくなり💦)

人生(人間)讃歌にはカタルシスが。。
(代償が決して小さくないので後味が微妙)

マッツの華麗なダンスには高揚したものの、
(あのダイブも意味深💧)
結局、後に残るのは。。わけもわからず放心😶

グラスを交わして語ることで、急速に距離が縮まり一気に親しくなる反面、
オーバードーズになれば、磁力で跳ね飛ばされるように引き離されてしまう。
人間関係で善行も悪行ももたらすアルコールは厄介な代物?

トマス・ヴィンターベア監督談より引用
■この映画は、愛についての作品でもありますか?
ー少なくとも、僕自身はそうだと思っています。
この脚本には愛がたっぷりあります。
僕の人生でその悲劇(※1)が起きた時、キャストやクルーは僕に大きな愛を捧げてくれました。それがスクリーンから伝わってくれることを願っています。
愛は理性がなく、コントロールできないんです。
それはまさにこの映画自体にあるフィーリングに通じる。とはいえ、観た人がどう感じるか、この映画についてどう思うかは、その人次第だと思います。

※1…監督は今作の撮影開始4日目に19歳の娘アイダを交通事故で亡くした。
アイダは今作でマッツの娘役で映画デビューする予定だった。

【TRIVIA】
・デンマーク🇩🇰では法的に飲酒に対する年齢制限はない

・撮影現場での飲酒は完全NG❗️酔った姿はすべて演技。
充血した目を見せるために点眼薬が、激突時の怪我防止に肩パッドが必需品。

・短期集中トレーニングで血中アルコール濃度の変化を検証。
飲酒中は大した変化を感じずにいたが、翌日録画した映像では手もとが緩む、呂律が回らない、等、明らかに目に見える変化が。
その映像が今作の演技に貢献。

・ラストシーン“What A Life”

https://m.youtube.com/watch?v=FjVVqpZw-wg

デンマークのバンド、スカーレット・プレジャーの楽曲。
選曲は監督の妻による提案から。
ボーカルのエミル・ゴルはマッツの娘と同じ高校の同級生。
マッツはパーティ終わりの娘を迎えに行った際、一緒にいた泥酔する青年を送り届けたことがあり「あのときのあいつか!」😆

・マッツ四半世紀ぶりのダンス
小学校低学年〜17歳頃まで体操をしていたマッツはその後ダンスを学び、約10年間プロのバレエダンサーとして活動。
今作でダンスをスクリーン初披露👏✨
当然ながらすべてのダンスは代役ナシ!
すべてマッツによる完全なダンス🕺✨✨✨
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