「失敗したときは自分の不完全さを認める。他者と人生を愛するため。」
これを伝えてくれる映画だと思う。
仕事も家庭も上手くいかない男たちが血中アルコール濃度0.05%にするとリラックスしてよりよい生活をおくれるという哲学者の説を実行する話。
全くイケてない中年男たちの自己実現と失敗と後悔と救いを描いていて、人生の輝きを見せてくれた。
マッツ・ミケルセンの自信のない声とか動き方。それらの変化が面白い。
なにより、マッツのダンスシーンを見るためだけにチケットを買っていいんじゃないかと思うほど。
アルコールは適量じゃないと怖いなという感想もあるけど、それ以上に人生を輝かせるためにこれまでの、またはこれからの失敗を認めて素直な心であるべきという感想のほうが強い。
もちろん、酒の力は借りずに(笑)
