マッツ・ミケルセン見たさに久しぶりの劇場鑑賞。
酒、酒、酒!全編通して9割が誰かしら酔ってる酒まみれ映画。気分上々ほろ酔い状態〜まぁ見苦しい酩酊状態に至るシフトチェンジを一滴も飲まずに演じた俳優陣が見事。人生を嘆くような音楽を使ったり、「what a life」のような人生謳歌的音楽を使ったりと生きかたやアルコールの功と罪について考えさせられる映画。偉大な政治家も酒に翻弄されてたインサートが秀逸!
ある学者の“血中アルコール濃度0.05%保持が最強説”なるものに飛びつく人生停滞期のおじさま4人のとんでもない実験。現実逃避なのかマジなのか。仕事から帰宅後の一杯が、料理の起爆剤になるのは確か。デンマークの飲んだくれ国民性に驚きつつ、マーティン(マッツ)が抱える家族関係をみるとこの国の離婚率の高さに納得。
軽すぎず重くなりすぎず全体的にバランス良し。ラストは余韻に次ぐ余韻…