めちゃくちゃ良かった!
マッツミケルセン出演作で1番好きかもしれない
まずマッツの喜び、悲しみ、怒り、絶望の演技を存分に堪能できる
涙を流す、ケガをして血が出るのはマッツの十八番になっているが今作もしっかりそれがあり満足
マッツの骸骨は絶対綺麗な形をしているだろうなと観ながら考えつつ
改めて顔や骨格だけが良い俳優では絶対ないと確信した
映画全編通して繊細でしっとり染み入る様な演技はオッサンがただ酔っ払って失敗するばかりの映画にしっかりと厚みをもたらしている
マッツのことしか書いてないが
マッツのアイドル映画になっている訳でも決してない
トマスヴィンターベア監督のコメディとシリアスのバランスは絶妙
ストーリーの構成や演出は
いつも静かでほがらかな笑顔の人にいきなり真顔でビンタされるような落差も感じる
シーン演出の素晴しさ
特に主人公達が絶望と怒りに呑まれ、文字通り暗闇の中でどこにいるかわからなくなる場面は久しぶりに味わったことのない感覚を覚えた
ラストにために貯めたダンスが炸裂して最高の開放感をもたらす後味も文句なしの一本!