アナザーラウンドに投稿された感想・評価 - 11ページ目

「アナザーラウンド」に投稿された感想・評価

TAKA

TAKAの感想・評価

3.5
あんな飲み方したら体にも悪いし、絶対人間関係も悪くなるよ。依存症になる一歩手前だったね。ほどほどにお酒は飲まないと。
しかし、マッツがカッコいい!
チーズ

チーズの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

酒の齎す利害を須く論じて居る。
泡沫のテンションぶち上げと、その結露として現実の何らかの可変、それのみに利を求めるのは完全にパチンコちゃんなので、結論としては酒は飲み続けて華々しく散れって事なのでしょう。中途は見てられない悲劇で、合法ドラッグなので、私はロシア文学をおすすめしますね。

映画としての視点では、ミケルセンの老いた元やさぐれ感のおっさん的素養や出立は目を見張る出光でしたし、バランスよく統廃合された辻褄が、我々を完全に煩悩世界に誘ったりはしなかったわけですから、羅針盤の針はぐるぐると回り続けていたのです。
ovo

ovoの感想・評価

-
全く飲めない人間からすると、酒を嗜める程度に飲めるのって羨ましい。
びっくりするくらいしょうもなかった。頭悪すぎるおっさんたちが、あんまり頭悪くなさそうに描かれていた。
コメディ色強い映画だと思ってたけど、ちゃんと重かった
こういうおっさん達になりたい
酒飲むのに最もらしい理由つけるのウケる
デンマークの高校生活が独特過ぎる
ma

maの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

4人のわちゃわちゃがとっても面白かった。

でも絶対にやだと思っていたこともやっぱり起きてしまって、ショッキングだった。

でもそれ以上に独特!

このレビューはネタバレを含みます

旧知の中である4人の中年男性グループが、哲学者フィン・スコルドゥールの「血中アルコール濃度を一定に保つと人生がうまくいく」という提唱を実験するためにひたすら飲み続けるというストーリー。
こう書くとドキュメントものっぽいけど、実験なんてものはもちろん体裁のいい口実で、実際は仕事や家庭の不和に行き詰まった主人公たちが依存した先がただアルコールだったという話。
舞台のデンマークは法的に緩くて、10代から飲んでる人も多い事からの着想なんでしょう。(でも、データで見るとデンマークのアルコール依存症は世界的なランキングではそうでもないっぽい。飲み方が分かってる人が多いのか若いうちに失敗しまくるからなのか、どうなんだろう)

お酒の功と罪を割とイーブンに描いていて、その公平さが余計に作品としての結論を読み取るのを難しくさせている。

コメディっぽいサクセスストーリーか、お酒の怖さを描く転落ものかのどちらかだと予想して見始めたんだけど、そのどちらでもない。
極端な事を言って仕舞えば見終わった第一印象は、本当にこれお酒をテーマにする必要あった?って感じ。そのくらい主人公たち4人の辿る人生ドラマが普遍的で酒をテーマに据えないと出来ないような話には見えなかったのだ。

そのおかげでラストシーンのマッツのスタイリッシュダンスからのラストカットの意図も測りかねたので一体どうしてこんな閉め方にしたのかを考えてみた。
ただマッツのイケオジ飲酒ダンスをさせたかっただけ...にしては適当すぎる。


ここからはネタバレあり考察

主人公マーティンとニコライはどちらも終盤で燻っていた火種が爆発する形で、家族と別居する事になる。
ニコライは飲み過ぎからの夜尿から妻が家を出て行く。なので直接的に酒による失敗と言えるけど、お漏らしで一発レッドカードというわけではないだろう。それまでも夫婦間での諍いのシーンは何度も描写されていた。最後のダメ押しである。
マーティンの家族は酒の力で上手くいきかけるが、自分の口から家族との決別を言い出してしまう。この時マーティンは二日酔い状態ではあったけど酔って理性が欠如していたとは思えない。というかもし仮にそうだったとしても自分の口から出た言葉が本心でなかったとは言えないだろう。
どちらも家庭の歪みは充分にあって遅かれ早かれこうなっていたのではないかという印象が拭えない。

そして面白いのがピーター。彼は大きな失敗はしないが、自信のない受験生に酒を飲ませて挑ませるというとんでもない博打を打つ。終盤で分かる通り、彼は試験に合格し、ピータは感謝される。倫理的にどうかは置いておいてお酒は必ずしも失敗を呼ぶ装置ではないのだ。使い方、付き合い方では上手くいくこともある。
それを補強するのが前半のマーティンの授業でもある。冴えない歴史教師だった彼は酒の力で思い切ったエンタメ性のあるスピーチを獲得し、生徒の尊敬を勝ち取った。実験からドロップアウトした後でも笑顔で話しかけられるくらいには確かな尊敬を得ているのだ。

ところが、問題のトミーである。
終盤における彼の失職から自殺という流れはお酒の失敗によるある意味わかりやすい転落だ。
彼は実験当初から酒の瓶が見つかったりと危ういところがあった。
これはトミーに問題があったというより。付き合い方が上手くないタイプもいるという事ではないかと思う。
マーティンの家族を思いやったり、彼を慕う生徒がいたり、人格的には優しいトミーだが酒により破滅を迎えてしまった。
彼は独身故の孤独を抱えていた訳だが、人格的に問題があった訳でもなく、破滅に至る因果があった訳でもない。強いて言えば優しすぎただけ、という感じ。


で、問題のラストシーンに至る訳だが、

「でも!それでも俺は!!飲む!!!」

という豪快なエンディングである。
いや飲むんかーい!

とはいえ、あれだけ深く打ちのめされた3人が、祭りの場に流されたとは流石に思えない。

なのできっと、
「じゃあ痛い目を見たからもう飲むのは止めよう」では、トミーの死をこれから先に活かすことが出来ない、と3人は感じたのではなだろうか。

逡巡して、結局飲み、吹っ切れたように豪快にダンスを踊り、めいいっぱい楽しんだ末、勢いのまま海にダイブしたマーティン。
飲むべき場所では楽しみ、酒に溺れない。
という当たり前のことではあるが、友人の最期を楔として酒との距離感を保つ事を持ってトミーの形見としていく、というラストシーンなんだろう。
そう思って見ると最後のダイブもカッコいいだけではない独特の悲哀が感じられる。

英題「アナザーラウンド(もう一杯!)」はそういった決意の表れと言えるわけだ。
いいタイトルだと思う。


色々他の人の感想を読んでて思い当たったけど、ラストがなぜダンスなのか?が、踊れるくらいのほろ酔いが適切な距離感って事かも。シラフで突然踊り出すには勇気が足りない。景気付けの一杯は欲しい。そういう匙加減。
アルコールの良い面と悪い面を両方見れる。まあ酒呑みの「自分らはアルコールはコントロールできるんで大丈夫!」は信用ならないから……。しんみりするところもあるけど、全体的に楽しかった。仲良し4人でワイワイお酒呑むのすごく良いし、マッツ・ミケルセンがとにかく眼福。
見てるとお酒呑みたくなるけど、ほどほどが一番良いと思わせてくれる。
マイナスからプラスへ強制的に転じさせるやり方って多分たくさんあるけど、大概のやり方って取扱説明書捨てちゃうからわけわかんなくなるんだよな。というもっともらしい教訓を、酒場と日常とか、若者と中年みたいな対比含めてうまく見せてくれる。

んだけど、そんなことよりシンプルお酒の持つ破壊的魅力をマッツミケルセンが踊り散らかす事で最大誇示してる映画。
脳死させて見終えてしまいました…


ちなみにこの映画観てても全然酒飲みたくならねえ。僕って全然酒好きじゃないよな。
ひええ

ひええの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

血中アルコール濃度を0.05%に保つことで人生のパフォーマンスが上がるらしい。その真偽を確かめるべく、あろうことか学校教師4人が自身を被験者として実験を開始する。
コメディのつもりで観始めたが、家庭や学校ハラハラさせられ、終盤にはアルコール依存症による悲劇まで起こってしまい、なかなかに重い。しかし、その重さを一気に跳ね除けるラストのダンスシーンが本当に素晴らしかった。唐突に踊る映画は良い映画。

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