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アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台のaikidoのレビュー・感想・評価

3.5
ラスト20分。感動で、あなたはもう席を立てないとのキャッチコピーに惹かれ観賞しましたが、予想外のラストで驚きはあるけれども涙が溢れるような感動は得られず、キャッチコピーでハードルが上がりすぎてしまい、感動する前に映画が終わり、拍子抜けしてしまったのが正直な感想です。
ただ、囚人達に対して差別や偏見もなく、最後まで芝居に向き合い演劇の成功だけを願う主人公の熱意やひたむきさは胸に迫るものがありましたし、彼の信念は筋が通っていて良かったです。

彼との出会いは囚人達にとって人生が変わるようなかけがえのないものだったと思うとラストの展開は上手く言葉では表せない複雑な気持ちになりました。

フランス映画には名作が多いのでこの作品にも期待していましたが、キャッチコピーのような感動は得られず、あっさりと終わってしまい、可もなく不可もなくといった印象の映画でした。

その後が非常に気になる映画であの続きが知りたくなるような作品でした。
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