ぽん

スパイの妻のぽんのレビュー・感想・評価

スパイの妻(2020年製作の映画)
4.2
ヴェネツィアの銀獅子賞受賞と聞き、マークしようと思ったら既にしてたから、過去の私はおそらくずっと見たかったであろう作品。

序盤の蒼井優の鼻にかかったような昔っぽい話し方でもう好き!となってしまった。というかもうすごくすごく可愛い。
高橋一生は饒舌な少し気取ったような役が似合ってた。昔の時代の洋風な感じがお洒落!

拷問シーンが痛くて見られなくて、視覚的ではなくても声だけで無理だった。どうして軍の拷問はすぐ爪を剥がすんだ…。甥がここでドロップアウトしてしまい悲しい。

スパイの妻というタイトルをよくよく考えるとあの「きみはスパイの妻なんかじゃない。堂々と生きていいんだよ」みたいな言葉を思案する。福原優作はいつから考えてたんだろう、いつから決めてたんだろう。

スパイ映画というより戦争を主軸に進む「義」の話だったなという印象。
映画館で観ることができてよかった。
ぽん

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