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スパイの妻のgockのレビュー・感想・評価

スパイの妻(2020年製作の映画)
2.0
高橋一生が日本軍の蛮行を世界に告発しようとし、それを知った”スパイの妻”蒼井優はどうするか?という話。
凄い日本軍の嫌な感じと緊張感で一気に観れる。高橋一生は最初からああするつもりだったんだろうね、やっぱり。
高橋一生のキャラに比べると蒼井優のキャラは、少女のような性格していて戦争があろうとなかろうと最初から上手くいかない夫婦だったんだろうなという感じした。

しかし蒼井優はただ少女っぽいというだけでなく、かなりエキセントリックな人物に見える。
ホラーの時は超常現象を扱ってたから、あまり気にならなかったけど(というか、むしろ黒沢清の頭の中の世界って感じで好きだったんだけど)もう少し普通っぽいキャラにした方がいい気がするのは僕だけ?
ホラー以降の作品では、いつも刑事事件とか就職とか本作の戦争とか、現実に即したテーマを扱ってるのにホラーの時の様な凄く突飛なキャラや特殊な舞台とかを使い続けてるのがちぐはぐに思える。
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