このレビューはネタバレを含みます
すごく絶賛されていたので、見るのが楽しみでした。ちょっと期待し過ぎたのかもしれません…。劇場版って書いてあったので、ドラマ版の方がしっくりくるのかもしれません。わたしにはなんだかあっさりしている気がして、物足りなく感じてしまいました…。
撮り方が面白いなぁと思いました。構図というのかしら。引きの画もありますが、寄りの画が多くて、役者さん達の表情がよくわかりました。また影の描写もおもしろい。後々なるほど〜とわかるのですが、高橋一生の顔の影が、丁度半分に白と黒に分かれるシーンがあってですね…。そこだけなんだか違和感をずっと持っていたのですが、最終的な展開になるほどなぁと思うのでした。二面性…高橋一生の役そのもの。くっきりとした怪しい影は、その人の内側を表していたのですね…。お見事。
少しセリフの違和感がありました…。時代が時代だから仕方がないのかもしれないのですが。あとは主人公聡子の育ちを表現しているのかもしれません。すごく高貴な印象。でもやっぱちょっと変だなぁって思ってしまうのでした(笑)それ以外の蒼井優は流石の蒼井優でした…見てる我々を恐怖に陥れる演技でした。(笑)色んな意味でホラーでした。人の愛って時に狂気＋凶器ですよね…。あんなにされても、最後追いかけてアメリカに渡っちゃうんだから、ほんと愛って凶器…。
わりかしサクッと見れますので、お暇ならどうぞ。ちなみに洋服やインテリア、食器が可愛くてわたしは画面に釘付けになってしまいました…。
