ひまやこぞう

スパイの妻のひまやこぞうのレビュー・感想・評価

スパイの妻(2020年製作の映画)
4.0
〇試写後の「お見事!」で終われなかったかなあ。
〇カーテンが揺れない(廃墟は出てきた)代わりに、不穏な雰囲気を出すのに、ライティングが大活躍。逆光多用、顔半分を覆う影など効果満点。音楽もぴったり。
〇灰皿はあったけど、喫煙シーンはなし。キャストの一部にも昭和感が足りてなかったような。
〇乾燥気候。唯一、雨降りが今生最後の別れの日。もっと降らせてもよかったのに。
〇東出君ははまってた。これからも同様な悪役を。
○劇中の話題、溝口健二の新作って「残菊物語」(1939)?