映画を観て笑うことはよくあるが、これほどまでに失笑が似合う作品も珍しいだろう。もちろん失笑の対象は、登場人物たちの認識の甘さである。
笑いながらも、「きっと、どこも同じなんだろうな」と哀しくなってきた。
彼らは証拠を突きつけられても認めない。
「確認する」とは、言い逃れができないかの確認であり、悪いことをした自覚などない。
「みんなやっている」、「不適切な部分はまだある」と言いながらも、自分からは事実を公表しない。
これが地域の名士の成れの果てなのか。
近況を調べると、有罪判決を受けた議員が再選している。たいした国にならないはずだ。