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星の王子ニューヨークへ行くのmotoyAliveのレビュー・感想・評価

4.2
お金で人の価値は決まらない。
王子の花嫁探しを描くロマンチック・コメディ。

《あらすじ》
アフリカにあるザムンダ王国の王子アキームは父である王から勝手に花嫁を決められる。しかし、アキームは不満を抱き自ら花嫁を探すためアメリカに向かい、世話役のセミとともにニューヨークにあるクイーンズでの生活をスタートさせる。なかなか理想の女性を見つけられないでいる中、チャリティーイベントで出会ったリサに一目惚れをする。彼女にアプローチをしたいアキームは彼女の勤め先であるハンバーガー屋で働き始める。

《感想》
悪い人がほとんど出て来ない、終始ポジティブ、とにかく見る人をハッピーな気持ちにさせてくれる楽しい映画。愛はお金じゃない買えないという普遍的なテーマがモチーフなので、公開から30年以上経った今でも違和感なく楽しめる。

コメディとしても、アフリカとアメリカのカルチャーギャップから来る笑いだったり、エディ・マーフィーお得意の一人で複数の役をこなす様もコミカルで面白い。劇中、エディ・マーフィーが白人まで演じていたことは気づかなかった。さすがのお家芸と見事な特殊メイクによる七変化だった。

サミュエル・L・ジャクソンもチョイ役で出ていて、そこも見どころ。

序盤に女性の胸が露出していたりと家族で見るのはおすすめできないが、比較的誰もが楽しめる作品。
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