すずき

星の王子ニューヨークへ行くのすずきのレビュー・感想・評価

2.9
アフリカのザムンダ王国アキーム王子の結婚式。
だが当のアキーム王子は、親に決められた許嫁と、1人では何もさせてもらえない(トイレまで!)生活に嫌気がさす。
王族に仕える女ではなく、自分の芯を持った女を嫁にしたい!と、幼馴染の友人セミをお供に、ニューヨークへと花嫁探しへ。
身分を隠して庶民と馴染む王子、果たして花嫁は見つかるのか…

エディ・マーフィー主演、ジョン・ランディス監督。
しかしエディにしては落ち着いたキャラクター、ランディス監督にしては、ギャグが小粒な印象。
まあエディに関しては、落ち着いた王子とは別に1人何役も演じて、濃いキャラもやってるけど。

セレブの王子が庶民生活で、常識の違いに右往左往、という鉄板ギャグが意外に少なかったなー。
キテレツなキャラも結構出てくるけど、全体的にハジけ足りない。

ラブストーリーとしては、案外良かったけれども、ラストのオチが唐突なハッピーエンドで印象よろしくない。
もう数分、父親や恋人の心理描写を丁寧に描くとかして、唐突感なくせばよかったのに、惜しい。

本作は吹き替えよりも、珍しく字幕の方が翻訳は優秀かも。
吹き替えにも吹き替えの良さは当然あるけど、細かいギャグが拾えてなかったような。
王子の品の良さ、高貴さは吹き替えに軍配が上がるが。